子どもはペットと一緒に寝るとぐっすり眠れる――カナダ・コンコルディア大学

近年では子供の睡眠障害が増えているようですが、犬や猫と一緒に寝ることで睡眠の質が向上することをカナダ・コンコルディア大学の研究者らが明らかにしました。

研究者らは11歳から17歳までの子ども188人を対象に「全く添い寝しない」、「時々添い寝する」、「頻繁に添い寝する」の3つのグループに分け、2週間に渡って睡眠に関する日記と睡眠・覚醒リズムを測定するアクチグラフを利用した測定を行いました。

その結果、添い寝をしていたグループではアクチグラフから得られた客観的なデータと、日記による主観的なデータの両方で睡眠の質が高いことが明らかになりました。

ただし、「時々添い寝するグループ」に比べ「頻繁に添い寝するグループ」では主観的な睡眠の質が高い一方、睡眠時ポリグラフ検査(PSG)では入眠まで時間がかかっていたそうです。

過去の大人を対象とした研究ではペットと一緒に寝ると鳴いたり動いたりなどして睡眠が妨げられる可能性が指摘されていましたが、今回の研究では睡眠の質に良い影響を与えることが示されました。

ただしペットの性格もそれぞれなので、場合によっては一緒に寝ない方が良いこともあるでしょう。

▽まるで悪夢のような猫も――

Reference:The curious incident of the dog in the nighttime: The effects of pet-human co-sleeping and bedsharing on sleep dimensions of children and adolescents

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