一番隠れるのが上手なのは捕食者の方かもしれない…写真に隠れたハンターを探してみよう

隠れる能力というのは、食べられる側の動物(被食者)だけに備わっているものと思われがちですが、食べる側の動物(捕食者)にとっても重要なことです。

狩りを成功させるためには、周囲の環境に溶け込んで、姿勢を低くしながら獲物に気付かれないように少しずつ近づき、飛び出すタイミングが訪れるまでじっと待たなければならないからです。

下の画像は2019年にアメリカ合衆国魚類野生生物局が野生動物を自動撮影するトレイルカメラによって撮影したもので、手前にはワピチ(アメリカエルク)が映っています。

実はこの画像のなかに、息を潜めてワピチを襲うハンターが隠れているのですが、一体どこにいるかお分かりでしょうか…?

▽画像をクリックすることで高画質のファイルにアクセスできます。とても小さいので、くまなく探してみてください!

アメリカ合衆国魚類野生生物局のTwitter投稿より

正解はこちら

▽正解は赤い丸で囲っています


アメリカ合衆国魚類野生生物局のTwitter投稿より一部改変

隠れていたのは「ピューマ」でした!


アメリカ合衆国魚類野生生物局のTwitter投稿より一部改変

まだまだ襲うタイミングではなかったようで、このピューマはワピチを追いかけてそのまま移動したそうです。

ユキヒョウはどこでしょうか?

次の問題は野生動物写真家のサウラブ・デサイさんが2019年初めごろに発表した「アート・オブ・カモフラージュ」という作品からです。

この険しい岩山のなかに、実はユキヒョウが映っているのですが一体どこにいるでしょうか?


There’s a Snow Leopard Expertly Camouflaged in This Photo But Can You Spot It? -MY MODERN MET-

正解はこちら

この問題は先ほどよりも簡単だったかもしれません。しかしながら、ユキヒョウのヒョウ柄がちょうど岩山の背景に溶け込み、体の大部分が写っているにも関わらず、見つけるのに時間がかかった方も多いのではないでしょうか。


There’s a Snow Leopard Expertly Camouflaged in This Photo But Can You Spot It? -MY MODERN MET-

ユキヒョウは名前にヒョウとついていますが、実際にはヒョウではなくトラに近い動物で、ヒョウのような模様を持っていることからこう呼ばれています。

この写真には写っていませんが、ユキヒョウは尻尾が一番かわいいので、ネコ科最大級のふわふわ尻尾を特集したこちらの記事も合わせてぜひご覧ください!

太くて長い尻尾の意外な使い道、ユキヒョウは自分の尻尾を抱き枕のように使う

Reference
Can You Spot the Mountain Lion Hiding in Plain Sight as It Stalks an Elk? -MY MODERN MET-
There’s a Snow Leopard Expertly Camouflaged in This Photo But Can You Spot It? -MY MODERN MET-

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