スイカに黒い種と白い種があるのはなぜか?

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夏に欠かせない食べ物といえばやはりスイカだ。近年では種が無く食べやすい種無し品種のスイカが作られているが、やはり種があってこそのスイカだと考える人も多いだろう。
参考記事:種のない果物はどのようにして作られるのか?

ところで、スイカの種子には黒色と白色(または褐色)の大きく分けて2種類あるが、これはどうしてなのだろうか?

よく観察すると黒い種子は硬さや膨らみがあってしっかりしているが、白い種子は柔らかくて比較的薄く、貧弱であるように見える。この白い種子は粃(しいな)と呼ばれるもので、受精が行われなかった、受精は行われたものの胚が未成熟であるか発育不良によって生じた不完全な種子なのだ。この種子の内部には胚や胚乳が存在せず、植えても発芽しない。

一方で、黒色の種子には胚や胚乳が備わっているので、干してから植えるとしっかりと発芽する。しかしアフリカの砂漠地帯が原産と言われているスイカを高温多湿な気候の日本で発芽させるのは一般的に難しい。

また、日本におけるスイカの種まきの適期は3月~4月なので種が入手できる7月~8月頃に植えても発芽しないか、あるいは発芽しても冬を越すことができない。種は長く保存できるため、食べた後の種を乾燥させてから保管し、翌年の3月~4月頃に種まきにチャレンジしてみてはいかがだろうか?