パイナップルについて知っておくべき10の事実


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1. パイナップルのパインは松ぼっくりのこと

パイナップルは英語でPineappleと表記されるが、これは松ぼっくりに似ていた為に名付けられた。Pineappleは元々は松ぼっくりに使われていた言葉である。

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松の実。形から実の付き方までよく似ている。ちなみにappleという言葉は本来,実に対して全般的に使われていた。

2. パイナップルの葉の部分(クラウン)は捻じって取る。

パイナップルは土から育つので葉の部分に土が付ついていることも多く、切る際にまな板や包丁が汚れてしまうが意外にも葉の部分は捻じることで簡単に取ることができる。

3. パイナップルに含まれるブロメライン(ブロメリン)という酵素はタンパク質を分解する働きがある。

酢豚にパイナップルを入れるとこのブロメラインという酵素の働きによって豚肉のタンパク質が分解されて肉質が柔らかくなる。また、生のパイナップルからゼリーを作るとゼラチンが分解されてうまく固まらない場合がある。

参考記事:パイナップルやキウイに含まれるタンパク質分解酵素とは?

4. 保存する時は逆さまにする。

保存する時は葉の部分を切り、新聞紙などで包んで葉がついていた部分を下にして保存すると甘味が全体に広がる。

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パイナップルはこのようにして実が付く。保存の際は画像と逆の向きに保管した方が良い。

5. パイナップルはさし芽をして増やすことができる。

パイナップルの葉の部分(クラウン)を捻じって取り、次に大きな葉を6~8枚残して小さな葉を取り除く。後は直射日光の当たらない場所で根元部分を水につけておくと数日で根が出てくる。しばらくは数日おきに水を替え、ある程度まで伸びたら苗に移し替える。しかし日本の気候ではパイナップルの生育には適さないため、夏休みの自由研究などに活用したい。

6. パイナップルは追熟できない。

パイナップルはエチレンガスをほとんど放出しない為、収穫した後はしばらく置いても甘味が増すことは無い。しかし、逆さまにして保存すると甘味が均一になる。

7. パイナップルの食べる部分は実ではない。

パイナップルを普段食べている部分は花托(かたく)という茎が肥大化した部分で、表面のデコボコした鱗のような部分の一つ一つが果実である。

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「鱗のように」と表現したが,この部分は鱗粉と呼ばれており,ここから花が咲くのだ。

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開花したパイナップル。アサガオの蕾のような花を咲かせている。

8. パイナップルは収穫するたびに味が落ちる。

パイナップルは種ではなく芽から増やす方法が一般的で、同じ苗から何年かパイナップルを収穫する事ができるがだんだん品質が落ちていくので4~5年で新しい苗に植え替えるのだ。

9. パイナップルは下の部分の方が甘い。

これはどの果実にも言えることなのだが、パイナップルの場合は特に顕著で,上と下の部分では糖度が5度も違う場合がある。

10. パイナップル専用のカッターがある。

パイナップルの皮から実を外したり芯を取ったりする際に役に立つが、最近ではパイナップルスライサーといった簡単にカットできる器具もある。