音楽記号で犬や猫の絵を描きながら作曲するイスラエルの音楽家がすごい

驚くべき方法でアートを融合させることに成功した人がいます。
イスラエルのエルサレムで活躍している音楽家のノアム・オックスマン(Noam Oxman)さんは、なんと音楽記号を使って犬や猫を描きながら作曲することができます。

彼は自ら作成したこの作品群を、シンフォニー(symphony)をもじってシンポーニーズ(sympawnies)と名付けました。

オックスマンさんの作品のなかで特に大きな注目を集めた『Sympawny no.4 (Chubby Cat)』という曲は、亡くなった自身の猫のために作曲されました。相当に悲しかったはずですが、あくまで生前の温かく愛らしい様子を楽譜とメロディーの両方で表現しています。

▽香港のお客様からの依頼で猫の写真が送られてきました。この猫は友人が飼っている「ラティ」という猫なのだそう。

▽出来上がった作品がこちら。なんでも、友人の結婚式の贈り物として依頼されたのだそう。のんびりとしたラティの性格を反映して比較的遅いテンポで作曲されており、明るく弾むような曲調のなかに、気まぐれで気分屋な様子がよく表現されています。

オックスマンさんが作曲しているもので最も依頼が多いのは犬や猫ですが、他にもウサギや馬、ロバやモルモットなど実にさまざまな動物を手掛けており、そのどれもが肖像画・曲ともに素晴らしい完成度になっています。

また、オックスマンさんのこだわりとして、必ず動物の個性を曲に反映させているのだそう。

▽作曲のタイムラプス。写真の特徴をよく捉えながら、音楽記号を駆使して美しいメロディーに仕上げます。

オックスマンさんは世界中から依頼を受け、ありとあらゆる動物の絵画、および曲を作製しているとのこと。小さなものは数万円から、大きな肖像画ともなると数十万円で依頼を受けており、収益の一部は保護猫を助けるために寄付しているのだそう。

SNSを通じて大きな注目を集めたオックスマンの予定は大忙しらしく、すでに2023年の予定は全て埋まっているのだそう。

音楽と美術、そして動物を深く愛しているノアム・オックスマンさんだからこそ可能な、とても素晴らしい作品の数々でした。あなたの飼っているペットは、一体どのような曲になるのでしょうか?

オックスマンさんの活動はYoutubeやFacebookなどで見ることができますが、おもに発信はインスタグラムで行っており、依頼された写真と出来上がった作品がわかりやすくまとめられているので、彼の作品を見るにはぜひInstagramでぜひチェックしてみてください!

Reference
This Composer Will Immortalize Your Pet as a Symphony -apartment therapy-
Sympawnies by Noam Oxman -Instagram-Sympawnies

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