蚊は血を吸い過ぎて爆発はしないが、お腹の神経索を切断すると血を吸い続けて破裂する(閲覧注意)

蚊が血を吸っているときに筋肉に力を入れると蚊が爆発するという都市伝説が知られていますが、研究のために10年以上も蚊に血を吸わせてきたオーストラリア・メルボルン大学の研究者Perran Ross氏によると、そのようなことは無いといいます。

ただし蚊を破裂する方法は実際に存在しており、今から約50年前の1969年に生物学者のRobert Gwadz氏は、蚊の腹側の神経索を切断すると蚊は吸血を停止する信号が遮断され、自身が「満腹」であるかどうか分からず体重の4倍以上もの血を吸って破裂してしまうことを発見しました。

▽施術を行った蚊の実験映像。腹が破れて血が出るため、苦手な方の閲覧にはご注意ください。ちなみに、最初の破裂は0:18に起こります。




Perran Ross氏が行ったこの検証では、他にもお腹の血が重すぎてもはや飛べなくなってしまった蚊や、お腹が破けてもなお血を吸い続ける蚊もいたといいます。

蚊はさまざまな病気を媒介するため「最も人を殺している動物」であるといわれています。見る人にとってはかなり残酷な実験ですが、こうした検証の積み重ねにより得られた研究成果は、毎年数十万人もの命を救うきっかけになるかもしれません。

Reference:When a Mosquito Can’t Stop Drinking Blood, the Result Isn’t Pretty
Regulation of blood meal size in the mosquito – Journal of Insect Physiology