奄美大島でのマングース捕獲数が3年近くもゼロ、探索犬やカメラでも見つからず――環境省

環境省は今月15日に開かれた「奄美大島におけるフイリマングース防除事業検討会」において、マングースの捕獲が3年近くもゼロであることを発表しました。


フイリマングース(Herpestes auropunctatus)。
奄美野生生物保護センター 外来種対策ページより -環境省-

奄美大島では1979年にハブやネズミの駆除を目的にフイリマングースが奄美市名瀬から約30匹ほど放されましたが、おもに日中に活動するマングースは夜行性のハブを捕獲できず、国の天然記念物であるアマミノクロウサギなどを襲いながら個体数を増やし、2000年には推定1万匹にまで増加しました。

そこで環境省らは2000年から本格的なマングースの防除事業を開始。2005年にはマングースの捕獲専門チーム「奄美マングースバスターズ」を結成し、これまで根絶に向けて活動を行ってきました。

最後に奄美大島でマングースが捕らえられたのは2018年4月で、2020年末までの捕獲数はゼロを継続しており、マングース探索犬や422台のセンサーカメラにおいてもマングースの存在は確認されていないといいます。


探索犬とハンドラーによるマングースの探索。
奄美野生生物保護センター 外来種対策ページより -環境省-

当局は今後5年間で、これまでの捕獲態勢を維持ししつつ、目撃情報などがあった場合はその地点で集中的に捕獲を実施するなどの対策を行って、2025年度末までの根絶宣言を目指す方針です。