海で泳いでいるアライグマを発見、救助後はカヤックで爆睡

アメリカ・フロリダ州のキーウェストでカヤックフィッシングの動画を投稿しているスティーブさん。あるとき、動画の撮影中に遠くで何が泳いでいるのをみつけました。

最初は流木か魚だと思ったものの、尻尾のようなものがみえたので犬だと思って近づいてみると、その正体はなんとアライグマでした!

尻尾がぷかぷか浮いているのがなんとも可愛らしいです。
スティーブさんが近づくとアライグマもすぐに向き直って近付き、カヤックに掴まりました。どうやらずっと泳ぎっぱなしだった様子。

しばらくするとアライグマはスティーブさんのカヤックに這い上がり、道具箱のなかに入っていきました。

スティーブさんは最寄りの島まで連れて行きましたが、アライグマはぐったりしていて、背中を撫でても動こうとはしません。

いずれにせよあまり良さそうな島ではなかったので、アライグマが休んでいる間、スティーブさんはさらに大きな島に連れて行き、再びアライグマの様子を確認しました。

すると、アライグマはなんといびきを立ててぐっすりと眠っていました。

アライグマの背中をとんとんと指で優しく叩きますが、寝息をたてて全く起きないアライグマ。仕方が無いのでスティーブさんはアライグマを連れたまま漁や釣りを楽しみました。

スティーブさんは眠っているアライグマを起こさないように、その日はずっとモーターを使わず、1日中パドルで漕いで進んでいたといいます。




夜になるまで爆睡

やがて夕暮れ時になり、スティーブさんはフロリダキーズ諸島のひとつ、ビッグパインキーにアライグマを連れ帰ってきました。

ここは野生生物保護区もある自然豊かな島で、アライグマにとって危険な車通りも少なく、きっと気に入ってくれるのではないかと思ったのだそうです。

観光業もさかんで、「漁るゴミもたくさんあるよ!」とアライグマを説得しますが、一向に起きてくれず、とうとう日が暮れてしまいました。

かなりリラックスしている様子のアライグマ。アライグマを帰すためにもはや寝具の一部となっているライフジャケットを取り上げますが、さらにボックスに潜り込むように隠れてしまいました。

「あと10分だけ、あと10分だけ…」とアライグマのアテレコをするスティーブさん。「起きて!学校の時間だよ!」と再び声をかけます。

スティーブさんがボックスごと持ち上げて地面に降ろすと、面倒くさそうにのそのそと出ていき、やがて諦めたかのように去っていきました。

スティーブさんにとっても、このアライグマにとっても充実した1日となったに違いありません。

この記事へのコメント

名無しさん

こんなんおきたらこうせざるを得ない

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