アメリカ・アラバマ州にある動物保護施設で、はじめてお留守番をしたその夜に脱走し、施設を壊滅させた犬が「the dodo」で取り上げられました。
アラバマ州にあるコルバート郡の動物保護施設にて、5月15日の閉館1時間前に施設にやってきたハスキーのタイタン。
その日タイタンと一緒に長い時間を過ごせなかったスタッフは、明日にはもっと仲良くなれると信じていました。
しかし、営業時間が終わってスタッフが帰るとタイタンは本性を現します。
まずタイタンはクレート内から脱走し、そして施設内にいた2匹の犬の”脱獄”を手伝い、解放させることに成功。閉館した午後6時からスタッフが出社する午前8時までの間に3匹で破壊の限りを尽くしました。
スタッフが到着するとタイタンはドアの前に座り、施設の”元所有者”を歓迎しました。足元には、大量の書類や道具が散らばっています。
スタッフたちはしばらく途方に暮れ、のちに掃除・整理・修理などの後片付けを行いましたが、それでもタイタンを叱る気にはならなかったそうです。
▽あまりの損害に保護施設はクラウドファンディングサービス「gofundme」で資金調達を開始。話題になったおかげで修繕費2,000ドルの目標に対して現時点で3,722ドル集まりました。
この出来事がきっかけですぐに里親が見つかる
のちにスタッフはこの出来事をSNSで報告すると、なんとタイタンを家に迎え入れたいという人がすぐに現れました。新しい飼い主であるクリストファー・デイビスさんは、この投稿を見つけてタイタンに一目惚れしたといいます。
保護職員は里親を募集する際に、その犬がどのような問題を抱えているのかをしっかり伝えなければならず、性格的に大きな問題を抱えている場合はなかなか里親が見つからないこともありますが、まさかこの出来事によって里親がすぐに見つかるとはスタッフも思っていなかったでしょう。
デイビスさんは経験豊富な飼い主だそうで、これから新しい家族と一緒に幸せな日々が続くことでしょう。そのかわりしばらくの間、ちょっとだけ家が散らかるかもしれません。
Reference
Shelter Husky Breaks Out Of Kennel And Throws Biggest Party Anyone’s Ever Seen