海上で2,000頭以上のトドの大群が撮影される、サハリン州ネヴェリスク

今年4月、北海道のさらに北にあるサハリン州ネヴェリスクの海岸に2,000頭ほどのトドの大群が発見され、その撮影に成功しました。

撮影したのはこれまで多くの野生動物たちを撮影してきた写真家のセルゲイ・リュバチェンコさん。

この海域では毎年4月になるとニシンの産卵が行われるため、多くのトドの群れがニシンやその卵を狙って集まるといいます。

トドの個体数は年々急増中

実は、2014年くらいからトドの個体数は増え続けており、専門家によると10年前と比べ数十倍にもなっているのだそう。

この時期はエサを求めて南下することもあり、トドは網を壊したり魚を食い荒らすため、日本の漁業にも大きな悪影響を及ぼしています。水産庁の報告によると毎年15億円以上の漁業被害が発生しているのだそう。

▽北海道稚内市のドローン事業者「北方空撮」が今年1月頃に投稿したトドの大群。こちらの群れは今月に撮影されたものよりも遥かに多く、推定で3,000頭もいるのだそう。

数頭なら可愛いトドですが、ここまでたくさんいるとさすがに圧倒されてしまいます…

Reference
トド被害防止対策 -水産庁-
More than two thousand sea lions came to the breakwater near Nevelsk -EastRussia-

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