このほど、フランスで4人のサイクリストが自転車による世界最大の可愛らしい恐竜のGPSアートを描き、ギネス世界記録に認定されました。
GPSアートとはGPS装置を持ちながら移動して、記録された地図上の軌跡により描くアートのことで、今回ギネス世界記録に認定されたそのアートがこちら!
なんとも可愛らしい恐竜ですが、輪郭だけでなく足や手の指、目や歯なども細かく描かれており、ちゃんと奥行きまで感じられます。
今回の挑戦は2022年の10月30日~11月5日までの6日間に決行され、走行距離はなんと1,025km、合計走行時間は43時間47分にも及んだといいます。
なぜ恐竜の絵を選んだのか
この恐竜は、実はヴェロキラプトルを描いたもので、ヴェロキラプトル(Velociraptor)の”Velo”はフランス語で「自転車」を意味するのだそう。
このルートを作り上げるまでにはなんと1年もかかったそうで、目や歯もしっかりと”描かれている”あたり、かなり綿密な計画が必要だったことでしょう。
また、恐竜を選んだことについては、”恐竜のような強い種でもすぐに絶滅する可能性がある”というメッセージも込められているそうで、チームは環境破壊への懸念と、そして環境に優しい自転車を使うことのメリットを強調しました。
恐竜は不可抗力により絶滅しましたが、私たちは努力とアイデア次第で絶滅を回避することできます。気分転換のような軽い気持ちで、たまには自転車に乗って見るのもいいかもしれません。
今回の詳しい記録はフィットネスAppのSTRAVAのページでも見ることができます。これによると後半部分はかなりの上りだったようで、とても大変だったに違いありません…
Reference
French Cyclists Create Record-Breaking GPS Drawing of a 637-Mile-Long Dinosaur -MY MODERN MET-