種類も生息地も全く違う巻貝、ぴったりと組み合わせられるのはなぜ?

こちらはロサンゼルス自然史博物館が、さまざまな質問に学芸員が答えるTwitterイベント「#AskACurator Day」の一環で投稿した動画です。

貝類研究者のジャン・ヴェンデッティ(Jann Vendetti)博士が持っているのは2つの巻貝で、一方は「クロスジグルマ」と呼ばれる水深30~90mに生息するクルマガイ属の巻貝Architectonica perspectiva、もう一方は「チマキボラ」として知られる水深200~400mの深海に生息する巻貝Thatcheria mirabilisです。

これらの巻貝は異なる海に生息していますが、それぞれの凹凸部分を合わせてひねると、なんとねじ部分が見事に一致してぴったりと組み合わさりました。一体なぜなのでしょうか?

どちらも同じ法則に従って作られている

ヴェンデッティ博士によると、これはいずれの巻貝も「Raupモデル」として知られる数学的な規則に従って殻の形状が決定されているためで、一方の巻貝は尖った部分が、もう一方は空洞部分がそれぞれこのRaupモデルに従って作られたため、まるでボルトとナットのように偶然にもぴったり組み合わせられるのだそう。

「自然という書物は数学の言葉で書かれている」とはガリレオ・ガリレイの言葉ですが、自然が数学的な規則に従い支配されている以上、こうした偶然の一致は決して珍しいものではありません。

Reference
Why do these shells fit together? Here’s the answer to nature’s strangely fascinating puzzle -Jersey Evening Post-

この記事へのコメント

名無しさん

全然ピッタリじゃないじゃん
違う規格のネジだって半回転くらいは入るんだよ

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