非常に珍しい「リボンイワシ」が目撃される、実はクジラウオ科の幼魚

今年1月、西伊豆で非常に珍しいリボンイワシという魚が目撃され、大きな話題になっています。

映像を撮影したのは「ダイビングサービスむらい。」を運営している水中映像クリエイターの村井智臣さん。さまざまな水中生物を美しく紹介していることで有名な村井さんですが、30年のベテランダイバーである村井さんでも、これまで見たことが無いといいます。

リボンイワシはかつてトクビレイワシ科の魚「Eutaeniophorus festivus」とされていましたが、2009年の研究によりクジラウオ科の幼魚であることが明らかになりました。

リボンイワシの特徴はなんと言っても、ストリーマ(Streamer)と呼ばれているこのリボンのような長い尾。英語では「Tapetail fish」や「Festive ribbonfish」と呼ばれています。

この尾びれはクラゲの触手を模したものか、あるいは体を大きく見せて襲われないようにするためとされていますが、そもそも採取頻度が少ないため、生態はおろか類縁関係についてもよく分かっていません。

発見時の状況については村井智臣さんが運営しているYoutubeチャンネル「むらいの水中チャンネルUNDERWATER-WORLD」のライブ配信アーカイブで詳しく知ることができます。

他ではみることのできない貴重な映像をとても楽しくわかりやすく解説していますので、Twitterアカウントやその他のYoutube動画もあわせてぜひご覧ください!


『154本目 大瀬崎でヤバすぎる深海魚に出逢っちゃいました〜〜〜!!!』Youtubechannel 「むらいの水中チャンネルUNDERWATER-WORLD」より

関連リンク
ダイビングショップ『Diving Service むらい。』
Youtubechannel 「むらいの水中チャンネルUNDERWATER-WORLD」
村井智臣 (@MURAITOMOOMI) / Twitter

Reference
Eutaeniophorus festivus (Festive ribbonfish) -MitoFish 東京大学-
Deep-sea mystery solved: astonishing larval transformations and extreme sexual dimorphism unite three fish families

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