「サンタだよ」――何者かがウェブカメラに侵入して8歳の女の子に話しかける事件が発生

2019年12月14日


8 News NOW Las Vegas「Man scares, harasses 8-year-old after hacking into ring camera in child’s room

アメリカのミシシッピ州で、身の毛もよだつほどの恐ろしい出来事が起きた。子ども部屋に設置していたオンラインカメラのスピーカーから突然、何者かが8歳の女の子に向かって「私はサンタクロースだよ」と話しかけたのだ。

被害にあった女の子の母親であるアシュリー・ルメイ(Ashley LeMay)さんは夜勤の看護師で、まだ小さい娘の様子を見守るためにオンラインカメラを設置したという。このオンラインカメラでは、アプリで娘の様子を見ることができるだけでなく、マイクとスピーカーが内蔵されているため双方向に会話することもできる。しかし、その機能こそが今回の恐ろしい出来事を可能にしたのだ。

娘は自分の部屋から物音がすることに気付き、様子を見に行った。すると、カメラから男性の声で突然話しかけられたのだ。娘が「誰なの?」と聞くと、男は「君の親友、私はサンタクロースだよ!」と答えた。オンラインカメラの設置からわずか4日後のことだったという。

このオンラインカメラはリング社のもので、リング社では同様の事件が少なくともここ1週間で3件ほど報告されているという。しかし、同社の説明によれば、いずれも製品上のセキュリティの問題ではなく、例えば別のアカウントやサービスで同じユーザー名とパスワードの組み合わせを使い回すといった、セキュリティに関する安全対策が不十分であったことが原因であることを強調した。

オンラインカメラのセキュリティは見直しを

今回の件に限らず、オンラインカメラのセキュリティには十分に注意する必要がある。例えば、オンラインカメラのパスワードが初期状態である場合、第三者がカメラの映像を見ることはそう難しくない。実際に、パスワードが初期状態となっているような世界中のウェブカメラを閲覧できるようなロシアのウェブサイトも存在している。

Insecam

また、よく使用されているような”弱い”パスワードも簡単に突破されてしまう可能性がある。例えば「123456」や「password」、「111111」などの単純な数字の羅列や単語、名前や誕生日などの推測されやすいパスワードにも注意が必要だ。もちろん、強固なパスワードを設定しても、同じアカウント名やパスワードを使い回しすると今回の事件限らず、様々な被害を引き起こしかねない。特にオンラインカメラを設置している人は、セキュリティの見直しを検討してみよう。

初期状態のまま、あるいは簡単なパスワードを使ってはいないだろうか?そのまま放置すると、あなたの家にも”サンタクロース”がやってくるかもしれない――

あなたにおすすめの記事

巧妙な攻撃者は、ただウェブサイトを閲覧させるだけで、あなたのスマホのカメラを乗っ取ることができる。
データを”人質”にして、身代金を要求するマルウェア、ランサムウェアとは?
防犯カメラに写っていた人物が、三つ子のうちの誰か一人だったとしたら?

テクノロジーカテゴリの最新記事