歯ブラシに付着している細菌は口腔由来のものであることが明らかに――ノースウェスタン大学

アメリカ・ノースウェスタン大学の研究者らは、歯ブラシに付着している細菌のほとんどは「使用者の口腔由来のもの」であるという研究成果を発表しました。

歯ブラシに付着している大量の細菌についてはあまり考えたくありませんが、この細菌はどこからやってきたのでしょうか。

海外では便器と洗面所が同じバスルーム内にある家が多くあります。
もしかしたら、トイレの水を流したときに細菌を含んだエアロゾルが飛び散り、歯ブラシに付着して繁殖しているのかもしれない――こうした懸念はかねてより多くの人々の間で活発に議論されてきました。

これを確かめるべく、アメリカ・ノースウェスタン大学の研究者らは、近隣に住む18~65歳までの地域住民から現在使用中の歯ブラシを送ってもらい、ブラシ部分に付着している細菌叢のDNA解析を行いました。

その結果、歯ブラシに付着している微生物叢はヒトの皮膚や口腔内でよくみられるものと一致することが明らかになりました。また、歯ブラシの保管場所(バスルームのどこに置いているのか)や、キャビネットの内か外かといった保管方法でも特に差は認められなかったといいます。

さらに興味深いことに、定期的にデンタルフロスやマウスウォッシュを使用している人の歯ブラシでは、付着している細菌の種類がわずかに少ないことも分かりました。

今回の結果からも分かる通り、歯ブラシの保管場所や保管方法についてはそれほど神経質にならなくても良さそうです。

Reference:Your toothbrush reflects you, not your toilet

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