子どもの便秘は大人になっても続きやすい、子どもが便秘を発症する要因とは?――富山大学

便秘は一般的によくある症状であり、多くの人が悩んでいます。子供のときに便秘だった人は大人になってからも便秘が続きやすいことが知られていますが、子供の便秘に関しての研究は世界的にも非常に少なく、その原因はよく分かっていませんでした。

富山大学学術研究部 医学系疫学政策学講座の研究者らは、子どもにおける便秘の発症要因を調べるため、富山出生コホート研究に参加した平成元年生まれの児童7,858名のデータを利用し、小学4年生から中学1年生までの3年間を追跡調査して便秘の発症要因を分析しました。

調査の結果、児童のうち追跡できたのは最終的に5,540名で、中学1年生になるまでに男子では2.7%、女子では6.8%、全体では4.7%が新たに便秘(排便が3日に1回以下)になっていました。

これらの便秘になった児童について解析を行うと、便秘発症には「果物摂取不足」、「心理的ストレスが多い」ということに加え、「小学生時代から朝食を抜くようになった」、「運動をする習慣がなくなった」と答えた児童では有意に便秘のリスクが上昇していました。

朝食や運動はいずれも腸のはたらき(蠕動運動)を活発化させることが知られていますが、研究者らは朝食の欠食や運動不足が体内時計を乱し、腸の働きを悪化させているのかもしれないと指摘しています。

今回の調査で明らかになった便秘の要因は大人にも当てはまりそうです。食物繊維をしっかり摂取し、ストレスを軽減させ、うまく運動を行うなどして日頃から便秘の予防と解消に努めましょう。

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