マスクを着用していても99%以上の高精度で識別できる顔認証技術を富士通研究所が開発

富士通研究所は、マスクを着けていても非着用時と同じ精度で顔認証できる技術と、手のひらをかざすだけで本人を特定する静脈認証技術を組み合わせた新たな非接触の認証技術を開発したと発表しました。


Youtube FujitsuJpPR 『マルチ生体認証の操作イメージ』

新型コロナウイルスの感染防止策としてマスクの着用が一般化していますが、これまでの顔認証技術ではマスクを着用している場合、顔の大部分が隠れてしまうために失敗してしまうケースがあり、一時的にマスクを外してもらうなどの説明および対応が必要な場合がありました。

そこで富士通研究所の研究者らは、多様な顔画像のデータセットから顔の特徴点を検出して、そこに「疑似マスク」を付与し、マスクを着用した顔画像のデータセットを生成。これらを学習させることで、マスク非着用時と同レベルの精度で個人を識別することに成功しました。


富士通 プレスリリースより

また、研究者らはさらに既存の「手のひら静脈認証装置」のユーザーインターフェースを改善。センサーの周囲に手のひらの形をしたライトを設け、手の高さに応じてライトの色と発光パターンを変化させました。


富士通 プレスリリースより

この2つの認証技術を組み合わせることで、マスクを着用している状態であったり、手のひら静脈認証に慣れていない人でも説明不要でスムーズに認証を行うことが可能になりました。


富士通 プレスリリースより

この認証技術は、現在株式会社ローソンと共同で取り組んでいる新川崎テクノロジースクエア内のレジなし店舗ですでに検証実験が開始されており、今年中に実用化を目指しているとのことです。

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