スピーカーフォンから発せられる電磁波により通話内容が傍受される可能性――奈良先端科学技術大学院大学

新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、テレワークやウェブ会議を開く機会が増えましたが、同時に新しいセキュリティ対策が必要かもしれません。

奈良先端科学技術大学院大学 情報セキュリティ工学研究室の研究者らは、マイクとスピーカーが一体となったスピーカーフォンから発せられる電磁波を通じて音声情報が漏洩する可能性があることを、今月開かれた情報セキュリティーの学会で発表しました。

パソコンからスピーカーに送られる音声信号は非常に小さいため、アンプと呼ばれる増幅器によって信号を増幅する必要がありますが、このアンプなどから発生する電波を受信して変換すれば、音声を聞くことができるといいます。

研究者らが市販の6社8機種のスピーカーフォンを使って検証したところ、6社6機種で音声を傍受することに成功し、最大25m離れた場所で受信することができました。

研究者らは、木やプラスチックなど電気を通さない素材の上に置いて金属から離すことで音声情報漏洩の恐れがある電磁波を減らすことができると説明しており、ネットワーク側だけでなくハードウェアにおけるセキュリティ対策の必要性を強調しました。

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