バリ島ウルワツ寺院周辺のサルは貴重品を強奪し、身代金としてエサを要求する――レスブリッジ大学、ウダヤナ大学

インドネシア・バリ島に生息するサルはどうやら、人間から装飾品や電子端末などを奪ってエサを要求するようです。カナダのレスブリッジ大学とインドネシアのウダヤナ大学が発表し、イギリスの科学誌『Royal Society』に掲載されました。


BBC 『Why are these monkeys stealing from tourists? | World’s Sneakiest Animals – BBC』

研究者らによると、バリ島のウルワツ寺院周辺で暮らすカニクイザルは知能が高く、観光客らにとって価値が高いと思われる帽子やサングラスといった装飾品やバッグ、スマホなどの物品を見定めてひったくり、食べ物を要求するようです。

驚くべきことに、強奪品の保持状態と”身代金”となるエサの量や質には明らかな行動的関連性があり、サルたちは奪った物品の「価値に相応する」とみなすような質または量の食べ物を与えなければ、強奪品を手放さないそうです。

また、高齢のサルほど貴重品を優先して選ぶ傾向があり、さらに物々交換を成功させる交渉能力が高いそうです。

▽BBCが撮影した”取引”の様子。スマートフォンを奪われる場面から再生が始まります。

サルたちは人間に慣れており基本的にはフレンドリーですが、油断はできません。もし旅行で訪れる際には、たくさんのエサを持っていく必要がありそうです。もとより、エサを奪われそうですが。

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