2020年は1日の長さが観測史上最も短かった、”負のうるう秒”で調整する可能性も

地球の自転速度は、潮の満ち引きなどによって起きる海水と海底との摩擦により、長期的には遅くなっていますが、それでも一定ではありません。地球内部の核の運動の変化や、海水・陸水・氷河などの分布変化によって変動します。

地球の自転速度が変動するということは「1日の長さ」もごくわずかに変動しているということですが、その点に関して2020年は記録的な年でした。

これまでの1日の”最短”記録は2005年7月5日で、この日は通常の1日の長さである86,400秒よりも1.0516ミリ秒短かったとされています。しかし2020年ではこの記録よりも1日の長さが短い日がなんと28日もありました。

なかでも最も1日が短かったのは2020年7月19日で、この日は86,400秒よりも1.4602ミリ秒短かったといいます。2020年は観測史上、平均的な1日の長さが最も短い年となりました。

この傾向は2021年も続くと予測されており、イギリス国立物理学研究所のピーター・ウィッバーリー(Peter Whibberley)氏は、テレグラフ紙に対して「もしこのまま誤差が生じ続けた場合は「負のうるう秒(原子時計の時刻から1秒を削除する)が必要になる可能性は十分にある」とコメントしています。

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