2020年はイリオモテヤマネコの交通事故が22年振りにゼロ、観光客の減少が原因か

環境省西表自然保護官事務所は、沖縄県・西表島に生息するイリオモテヤマネコの年間交通事故件数が、2020年はゼロであったことを明らかにしました。

イリオモテヤマネコは沖縄県竹富町の西表島のみに生息する国の天然記念物で、島内に100頭前後しか生息しないとみられており絶滅が懸念されていますが、交通事故により毎年2~7頭ほどが犠牲となっていました。


sota, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons

同事務所によると、西表島で最後にイリオモテヤマネコの事故が起きたのは2019年12月11日で、それ以降は事故が確認されていないといいます。年間の事故件数および事故死がゼロとなったのは1998年以来で、実に22年振りとなります。

同事務所は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って観光客が減り、車の往来が少なくなったことが大きな要因とみています。

車の往来が少なくなると、イリオモテヤマネコだけでなく鳥やヘビといった小動物の事故も減り、これらの小動物を捕食しようとしてイリオモテヤマネコが道路に出てくる頻度も少なくなるといいます。


環境省_イリオモテヤマネコ より

春になるとイリオモテヤマネコのメスが子育てのために活発に動き回ります。同事務所は、「いつでも飛び出してくると用心して運転してほしい」と注意を呼び掛けています。

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