2020年1月~10月までの国内死亡数は前年より1万4千人少なかった、厚生労働省・人口動態統計

日本における2020年1月~10月の死亡数は前年の同じ期間と比較して1万4千人少ないことが、厚生労働省の人口動態統計(速報)により明らかになりました。

2019年1月~10月における死亡数は全国で114万7,219人でしたが、2020年における同期間の死亡数は113万2,904人と、1万4,315人少なくなっており、約1.2%の減少がみられました。

どんな死因が減少していたのか?

死因別の死亡数(概数)は5か月遅れで公表されるため、現在までに1月~7月分までの情報しかありませんが、死因のなかで最も減少していたのは肺炎で、前年よりも9,137人の減少(前年比-16.1%がみられました。

2番目に減少していたのは心疾患で-4,962人(前年比-4.0%)、3番目が脳血管疾患で-2,887人(前年比-4.6%)、続いてインフルエンザが-2,289人(前年比-71.1%)、不慮の事故も-1,631人(前年比-7.1%)となっていました。

新型コロナウイルス感染症による死亡数は1月~7月までに957人でしたが、他の死因の減少が大きかったため日本全体における死亡数は減少していました。

なかでも、肺炎やインフルエンザを含む呼吸器系の疾患全体では1万2,872人減少しており、7月までの死亡数減少の4分の3を占めていました。

一方で増えた死因も

一方で、がんによる死亡数は微増しており、2020年では受診や検診を控える人が多かったため、今年から死亡数がさらに増える可能性があると考えられています。

また、自殺による死亡数は6月までは全ての月でそれぞれ前年を下回っており、前年同期と比較して14%減少していましたが、7月以降は全ての月で前年を上回っており、16%増加していました。

当局は、2010年から10年連続で減少していた自殺の死亡数が増加に転じる恐れがあるとして懸念を強めています。

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