太陽系に最も近い恒星の方向から謎の電波を検出、地球外文明の探索プロジェクトで

地球外における人工的な電波や光信号を探索するブレイクスルー・リッスン、そして地球外生命の探索を目的としたSETI研究所は、このほど太陽系に最も近い恒星であるプロキシマ・ケンタウリの方向から謎の電波を検出したと発表しました。

プロキシマ・ケンタウリはケンタウルス座の方向にある赤色矮星で、地球からは約4.2光年離れた場所にあります。視等級は約11等なので肉眼では直接観測することはできません。

この謎の電波は2019年の4月と5月にオーストラリアのパークス天文台にある64m電波望遠鏡により受信したもので、同天文台がプロキシマ・ケンタウリの恒星フレアを観測したデータをブレイクスルー・リッスンにインターンとして参加していた学生が分析したところ、奇妙な電波が含まれていることを発見しました。


CSIRO Parkes Radio Telescope flickr photo by amandabhslater shared under a Creative Commons (BY-SA) license

この電波信号は982.002MHzという天体などが自然に生成したものとは考えにくいものであり、研究者らは「BLC1(Breakthrough Listen Candidate 1)」と名付けました。今回の発見は人工的な電波や光信号を探索するブレイクスルー・リッスン計画において、初めての”候補”です。

プロキシマ・ケンタウリには2016年に、地表に液体の水が存在するという「ハビタブル・ゾーン」内に地球よりもやや大きい惑星プロキシマbが発見されており、研究者らは地球外生命体の発見に大きな期待を寄せていますが、地上の電波や別の天文現象などのノイズである可能性が高いため、慎重に分析を進めています。

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