これまでに2,000人以上もの容疑者を発見したというイギリスのある警官についてBBCが報じました。
ウエスト・ミッドランズ警察のアンディ・ポープ警察補助員(43)は、膨大な数の人の顔を何年も覚えていることができる特殊な能力を持っています。
There remains no hiding from our super recogniser PCSO Andy Pope – and he’s even managed to identify wanted people who were wearing face masks!
This summer the 43-year-old sailed through the 2,000 mark for the number of suspects he’s identified.
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— West Midlands Police (@WMPolice) December 27, 2020
バーミンガムで勤務する彼はウエスト・ミッドランズの交通の要所を、列車やバスなどの交通機関などを利用しながら、記憶している膨大な数の顔と一致するような人物がいないかパトロールしています。
1日に発見した容疑者の最高記録はなんと17人で、ただ信号待ちをしている間にレストランの中にいた容疑者を見つけたり、マスクをした指名手配容疑者を見つけたこともあるといいます。
こうした、膨大な数の顔を記憶できる人々はスーパーレコグナイザーと呼ばれており、その割合は全人口の1%未満といわれています。
イギリスではスーパーレコグナイザーからなる特殊な捜査チームが編成されており、ロンドン警視庁ではその類まれな能力を活かして監視カメラで捉えた顔から容疑者を特定する業務にあたっています。
同僚から「メモリーマン」と呼ばれるアンディ・ポープ氏自身は、自らの能力について「うまく説明できない」と語っていますが、容疑者の見た目について自分の中で”完璧なアップデート”を続けており、2022年までには容疑者の発見者数を2,500人にまで伸ばしたいとさらなる意欲を示しました。
OGP Photo by West MidlandsPolice (Twitter)