トランプ氏の再選で世界のサメが救われるかもしれない、その意外な理由とは?

本日11月3日より、アメリカでは大統領選挙の投票がはじまりますが、もしトランプ氏が再選を果たした場合、危機的な保全状況にある世界中のサメが救われるかもしれません。

乱獲により窮地に追い込まれているサメ

近年、サメの乱獲は非常に深刻化しています。サメの背びれや尾びれは高級食材であるフカヒレの原料となるため、高値で取引されるヒレを狙い、密漁者たちは毎年1億匹を超えるサメを殺しています。

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サメの繁殖様式はさまざまですが、その多くは乱獲に弱く、急激な個体数の減少に対応できません。現在、フカヒレの売買や提供の中止、監視の強化、保護活動が積極的に行われていますが、フカヒレの大きな需要に応えるように、今も活発にサメの密漁が行われています。

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トランプ氏が再選すればサメの保護団体に支援が集まる

大統領再選を狙うトランプ氏は、意外にもサメの保護に大きく貢献した人物の一人です。彼がはじめて大統領に就任した直後、なんといくつものサメの保護団体に支援が殺到しました。

というのも、実はトランプ氏は大のサメ嫌い。Twitterにおいてもサメ嫌いをたびたび公言しています。

さらにトランプ氏は、かつて関係があったとされるストーミー・ダニエルズ氏に「様々な慈善団体に寄付をしているが、サメを保護している慈善団体には絶対に寄付しない」と話したことがあるそう。


Donald Trump flickr photo by Gage Skidmore shared under a Creative Commons (BY-SA) license

サメには悪いイメージがつきもの

今年10月、エジプトのリゾート地で旅行に来た親子がサメに襲われ、子どもが腕を切断するという痛ましい事件が起きました。

しかし、サメは通常、人を襲わないおとなしい動物で、こうした襲撃はまれなことです。
2019年のルイジアナ州立大学の研究によると、サメの襲撃は増加傾向にはあるものの、アメリカでは平均して年間22件程度、サメに襲われる確率は100万人に1人の水準であり、死亡事例はさらに全体の2%しかありませんでした。

サメを主題としたホラー映画が人気を博したこともあり、「サメは人を襲う恐ろしい動物」であるというイメージが世間に広く定着しているため、サメの保護活動は他の動物の保護活動と比較して支援が集まりにくい傾向にあります。

これは、アニメ『けものフレンズ』のヒットにより、絶滅危惧動物への関心や好感度が高まり、保全活動が促進された現象とは真逆であるといえます。

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このように、良くないイメージがつきまとうサメですが、トランプ氏が大統領に就任した直後、彼を嫌う多くの人々が”あてつけ”のために、サメの保護団体に多額の支援が集まりました。今回の大統領選でも、もしトランプ氏が再選した場合には多くの人々がサメの保護団体に支援を行うことが予想されます。

風が吹けば桶屋が儲かるとはいいますが、とても興味深い現象です。トランプ氏が大嫌いな方は、ぜひサメの保護活動を支援してみてはいかがでしょうか?

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