絶滅危惧種のタスマニアデビルが約3,000年振りにオーストラリア本土へ

オーストラリアの自然保護活動家らは今月5日、オーストラリア固有の絶滅危惧種であるタスマニアデビル26匹を、シドニー北方にある保護区「バーリントントップス国立公園」に放ちました。オーストラリア本土に返るのは実に約3,000年振りとなります。

タスマニアデビルはフクロネコ科の有袋類で、オーストラリア本土ではディンゴの台頭や干ばつによって3,000年前に絶滅しました。現在では、タスマニア島のみに生息しています。


[1188] Tasmanian devil flickr photo by zoofanatic shared under a Creative Commons (BY) license

タスマニア島には、1990年代中頃までタスマニアデビル15万匹が生息していましたが、デビル顔面腫瘍性疾患(DFTD)という、がんが伝染するという致死性の病気によって個体数が2万5,000匹にまで減少しており、絶滅の危機に瀕しています。

タスマニアデビルを脅かす奇妙な病気とは?

現在、このデビル顔面腫瘍性疾患の研究と共に、タスマニアデビルの保護活動が進められており、ついにオーストラリア本土に返す取り組みが実現しました。

このプロジェクトを指揮した保護自然活動家らは、今回の計画について、アメリカのイエローストーン国立公園で1990年代に実施されたオオカミの再導入計画にならったものであると説明しています。

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