岐阜県でアシカなどの祖先となる絶滅種「エナリアークトス」の化石を発掘、瑞浪市

岐阜県・瑞浪市(みずなみし)で、約1,800万年前の地層から国内で最も古いとされる鰭脚類(ききゃくるい)の化石が発見されたと瑞浪市化石博物館が2日に発表しました。

発見されたのは、アシカやセイウチなどが属する鰭脚類の化石計4点で、絶滅種「エナリアークトス(Enaliarctos)」の仲間とみられています。

鰭脚類は陸上で生息していた哺乳類が海に進出したもので、エナリアークトスはその鰭脚類のなかでも最古の種であり、水中生活への適応を示す一方で、足に近い機能を持っていたなど、原始的な特徴を備えています。


Петр Меньшиков / CC BY-SA

9月3日に市道の工事現場で下あご化石が見つかったことから発掘調査が行われ、10月2日には頭部と左下あごなどの化石4点が公開されました。瑞浪市化石博物館によると、この化石は推定2mの個体のもので、左下あごの部分は状態が良いため雌雄の判別も可能であり、さらに新属新種の可能性もあると伝えています。

この化石はアシカとセイウチが分岐する前のものであり、鰭脚類進化の研究に大いに役立つと期待されています。

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