カキにさまざまな味の粉末を取り込ませた「フレーバーオイスター」が登場、味は20種類以上

二枚貝は大量の海水を吸い込み、海水中に含まれるプランクトンや有機物の粒子をこし取って食べています。特にカキではその能力が高く、なんと1日に200~400Lもの海水を取り込むことができます。

しかしカキは排出能力が低いため、異物を体内の中腸線に蓄積してしまいます。カキを食べてノロウイルスの食中毒になってしまうのは、ノロウイルスで汚染された海水をカキが取り込み、蓄積してしまうことが原因です。

このカキの性質を逆手にとったのが、二枚貝の生産販売などを手掛けている「うみの株式会社」らが開発した”フレーバーオイスター”です。

このフレーバーオイスターは、香辛料などの粉末をプランクトンと共にカキに与え、カキが異物を体内に蓄積させる性質を利用し、カキそのものに風味をつけたもので、現在までにラー油やサンショウ、ニンニクや緑茶など20種類の味が楽しめるといいます。


うみの株式会社 プレスリリースより
サンショウ風味のカキの断面。サンショウの”フレーバー”が流れ出ています。見た目は通常のカキと変わりなく、”2口目”あたりから風味を感じるとのこと。

このフレーバーオイスターは、養殖カキの生産者からカキを預かり、1日ほどで風味をつけることができるそうで、今年4月にホテルやレストランで試験販売を行ったところ、非常に好評だったとのこと。

うみの株式会社の社長は、「カキにハバネロ風味をつけた”透明チゲ鍋”や、1つのカキだけに特定の味をつけたロシアンルーレットなど、エンターテインメント性にあふれた楽しみ方ができる」とコメントしています。

フレーバーオイスターはうみの株式会社のほか、FARM8や津南醸造、日本粉末薬品の4社とともに特許を出願し、今秋の発売を目指しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。