ティラノサウルスの全身骨格がオークションに出品される、推定落札額は8億円

10月6日にニューヨークで開催されるオークションで、およそ6,700万年前のティラノサウルスの化石が出品されることが報じられた。

このティラノサウルスは1987年にアメリカのサウスダコタ州でブラックヒルズ地質学研究所のチームにより発見されたもので、発見者のスタン・サクリソン氏に由来して「スタン」と名付けられた。


Stan the T-Rex in the Manchester Museum flickr photo by Gidzy shared under a Creative Commons (BY) license
マンチェスター博物館で展示されているレプリカ。オリジナルの標本はブラックヒルズ地質学研究所に展示されているが、頭部は重すぎるためレプリカに差し替えられているという。

この化石はティラノサウルスの標本の中でも2番目に保存状態が良いとされており、みつかった188個の骨から復元された。標本の大きさは高さ4m、体長は11.3mにもなる。
生前の体重は推定で7~8tとされており、これは現在地球上で存在する最大級のゾウよりもはるかに重い。

保存状態の良いこの「スタン」の化石はこれまで30点以上ものレプリカが製作され、日本の国立科学博物館をはじめ、世界中で展示されている。今回出品されるのは、この化石のオリジナルだ。

興味深いことに、この化石では首の2本の椎骨が結合しているという。これは他のティラノサウルスにより攻撃を受け、首を骨折したあとで回復したものとされている。

オークションの推定落札額は8億円を超えるとされており、大きな注目を集めている。

2020年10月8日 追記
このティラノサウルスの標本は推定落札額を大きく上回る3,180万ドル、日本円にして約34億円で落札され、オークションハウス「クリスティーズ」の最高落札額を更新しました。

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