長時間座る人は活動的な人よりもがんの死亡リスクが82%も高い、テキサス大学

Girl working on a notebook at home. Top view.
Girl working on a notebook at home. Top view. flickr photo by shixart1985 shared under a Creative Commons (BY) license

デスクワークなどの「座りっぱなし」の習慣が健康に悪影響を与えることが多く報告されているが、アメリカ・テキサス大学MDアンダーソンがんセンター(University of Texas MD Anderson Cancer Center)が新しく発表した研究によると、どうやら長時間座り続けることでがんのリスクが高まる可能性があるという。

研究チームは45歳以上の米国人3万人を対象に行われた大規模な脳卒中に関する研究の参加者を対象に、2009年から2013年までの間、がんと診断されていない8,002人の参加者に7日間連続で加速度計を装着してもらい、身体活動データを集めた。

平均5年の追跡調査の結果、このうち268人の参加者ががんにより亡くなっていたが、年齢や性別、疾病状態などを考慮したとしても、最も座りがちなグループは、最も活動的なグループと比較してがんで死亡するリスクが82%も高いことが明らかになったという。

その一方で、座っている時間の30分をウォーキングや家事などの軽度な運動(1.6~2.9METs程度)に置き換えることで、がんを発症するリスクを8%軽減させることができ、さらに軽い体操や庭の手入れなどの中程度以上の運動(3METs以上)では31%もリスクを軽減できるという。

座っている時間をどうしても削れない場合は、机をスタンディングデスクに変えたり、椅子を背もたれのないものやバランスボールに変えるのも有効な手段の一つだ。休憩中に体を少し動かすことで、ついでに仕事の能率もアップさせよう。