新型コロナウイルス感染初期に味覚障害と嗅覚障害を訴えるケースが多く報告される

2020年3月26日

風邪やインフルエンザになったとき、味やにおいが分からないといった経験は無かっただろうか?
このような味覚異常や嗅覚異常は、もちろん新型コロナウイルス感染症の症状の一つとしてもみられるが、興味深いことに、一部の患者では新型コロナウイルス感染症を発症する数日前に、嗅覚異常や味覚異常が現れることがあり、現在は重要な兆候の一つとして注目されている。

世界保健機関(WHO)は、今回の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)において、発熱や倦怠感、空咳などが発症の兆候であると発表しているが、イギリス鼻科学会の医師らは、嗅覚や味覚が急に失われた人も自主隔離するよう保健当局に要請している。

ドイツでは、ある戸別訪問調査で陽性が確認された患者の、実に約3分の2の患者が数日間の嗅覚障害と味覚障害を訴えていたことが明らかになっており、最も被害が深刻なイタリアでは発熱や倦怠感、咳などの症状が現れていない若者らの間で、味覚障害や嗅覚障害を訴えるというケースが相次いでいる。

もちろん、この嗅覚障害や味覚障害は新型コロナウイルス感染症でなくとも、通常の風邪やインフルエンザなどで起こりうる場合がある。新型コロナウイルス感染症のみに当てはまる兆候ではないことに注意しつつも、少しでもおかしいと感じたら早めに帰宅したり、療養を取るよう心がけよう。

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