オランダの毛皮農場で動物からヒトへ感染した可能性、新型コロナウイルス感染症

2020年05月22日

Baltic Devon Mink 09
Baltic Devon Mink 09 flickr photo by Dzivnieku briviba shared under a Creative Commons (BY) license

オランダ政府のカローラ・スハウテン農業相は、新型コロナウイルスへの感染が確認されたミンク農場に勤務する作業員1名について、感染源はミンクである可能性が高く、動物からヒトへの感染が確認された世界初の事例である可能性が高いという。

ミンクはイタチ科ミンク属の哺乳類で、毛皮の材料として飼育される。新型コロナウイルスの感染が確認された作業員は毛皮の輸出用にミンクを飼育するミンク農場に勤務していた。
この作業員が感染する以前から、北ブラバンド州アイントホーフェン近郊の2か所の農場では、飼育されているミンクに呼吸困難などの症状がみられ、新型コロナウイルスの陽性反応が検出されたことから、この農場は2つとも4月から閉鎖されていたという。

その後の詳しい調査で、研究者らは作業員とミンクからそれぞれ採取されたウイルスの遺伝情報を比較。この作業員はミンクから感染したと考えるのが妥当であると結論付けられた。また、ミンクは新型コロナウイルスに感染しても症状が出ない場合があることも判明したという。

この2つの農場で検出された新型コロナウイルスの遺伝情報は似通っており、一方のミンク農場ではネコ11匹のうち3匹から新型コロナウイルスが検出されたことから、この一連の感染拡大にはネコが関わっていた可能性が指摘されている。

政府は、オランダ国内のすべてのミンク農場に対してウイルス検査を行うよう強制措置を実施し、さらに新型コロナウイルスが検出が確認されたミンク農場に対しては、敷地にネコが侵入しないよう対策を求めているという。

あなたにおすすめの記事




医学カテゴリの最新記事