ウォルト・ディズニー・ワールド周辺で狂犬病の猫が発見される


EPCOT flickr photo by The Consortium shared under a Creative Commons (BY-SA) license

フロリダ州オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート周辺で見つかった野良猫から狂犬病の陽性反応が出たと、アメリカのフロリダ州オレンジ郡の衛生当局が発表した。発見されたのはエプコット東側の道路付近であるという。現在、エプコットを含む半径3.2kmに2か月の警戒警報が発令されている。

狂犬病は、狂犬病ウイルスが原因の病気で、犬だけでなく猫やコウモリなどのあらゆる哺乳類に感染する人獣共通感染症だ。狂犬病を発病した犬や猫、コウモリなどに噛まれると、唾液に含まれるウイルスが体内に侵入、1~3か月の潜伏期間を経て発症する。風邪に似た症状から始まり、錯乱や幻覚、恐水・恐風症状などといった特有の神経症状が現れ、やがて死に至る。

日本では1950年に狂犬病予防法が施行され、1957年以降は国内での発症例は確認されていないが、海外で感染して日本に帰国した後で発症した事例が1970年に1例と2006年に2例報告されている。予防ワクチンを接種していない場合の死亡率はほぼ100%なので、狂犬病の流行地域でなくとも海外でむやみに野生動物と接触することは避け、流行地域に長期の滞在を予定している場合はあらかじめワクチン接種を行うことが大切だ。