「いびき」がもたらす様々な悪影響とは?


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いびきは、いわば人間が”楽器”になったようなものだ。口の奥まで舌を伸ばすと軟口蓋(なんこうがい)という柔らかい部分があることに気付くだろう。睡眠時には、これが舌と共に喉奥へと落ちて気道が狭くなる。そうすると、呼吸をするたびに喉の壁面や舌・軟口蓋が振動して音が発生する。これがいびきの正体だ。誰にでも起きる生理的現象であるが、近年の研究では様々な悪影響が知られるようになってきた。

朝起きたとき頭が痛かったり、十分な睡眠時間であったにも関わらずまだ眠いという人は、もしかしたらいびきが原因かもしれない。ストローが家にある人は、口にくわえて口呼吸を続けてみよう。呼吸こそできるものの、吸い込める空気の量が少ないためだんだんと苦しくなってくる。いびきをかいているときは、これと同じ状態が起きているというのだ。


Tired flickr photo by Takashi(aes256) shared under a Creative Commons (BY-SA) license

吸い込める空気の量が少なくなると、当然ながら脳や身体に酸素がうまく供給されなくなる。これが朝起きた時の頭痛や寝不足感・倦怠感などを引き起こす原因となるのだ。また、起きているときには集中できない、強い眠気に襲われる、少し作業しただけで疲労を感じてしまうといった症状がみられ、日中のパフォーマンスが低下してしまう。

いびきの原因は多岐に渡るが、ほとんどの人は寝るときの姿勢を仰向けから横向きに変えることで改善させることができる。また、自分に合った高さの枕を選ぶことも大切だ。家族からよくいびきについて指摘される場合には専門の医療機関を調べて受診してみると良いだろう。