なぜ泣いているのか分からない――赤ちゃんが夜泣きしてしまう原因とは?


Holding Hands With a Newborn Baby flickr photo by storyvillegirl shared under a Creative Commons (BY-SA) license

「赤ちゃんは泣くのが仕事」とはいえ、赤ちゃんの夜泣きに苦労されている母親は多いだろう。生後6~8か月になると赤ちゃんの夜泣きはよく見られるようになり、約7割の母親は赤ちゃんの夜泣きに悩んだ経験があるという。ただでさえ子育てへの不安と疲れが多い時期に、夜泣きによる睡眠不足も加わって体調を崩してしまうこともある。さらに近隣からの苦情や夫の非協力的な態度などにより精神的に追い詰められることすらある。夜泣きは赤ちゃんばかりでなく、母親にとっても大きな問題だ。

一般的に赤ちゃんが泣く理由としてはお腹が空いたり喉が渇いたときやおむつが濡れるなどの不快感、明る過ぎる・うるさい・暑い・寒いといった環境によるものがほとんどだ。泣き止まないときにはまず、赤ちゃんにとって安心できる状態であるかどうか確認してみよう。

次に考えられるのは赤ちゃんの体調不良だ。赤ちゃんに発熱や湿疹、嘔吐や血便などが見られる場合は早めに医師の診察を受けよう。特に異常が見られなくても、いつもと泣き方が違ったり様子が変だと感じた場合も同様である。まだ医学的にも原因がはっきりしていない夜泣きであるが、単に浅い眠りから起きてしまったため機嫌が悪いという説もある。人間はレム睡眠とノンレム睡眠という浅い眠りと深い眠りを交互に繰り返しているが、赤ちゃんではこういった睡眠サイクルがまだ未熟であるため、途中で目が覚めてただ不機嫌になっているだけなのかもしれない。

なかなか泣き止まない赤ちゃんに焦ったり、イライラしたりして強く揺すったりすると揺さぶられっ子症候群を発症させてしまう危険性もある。(参考記事:乳児がいる親は注意すべき「揺さぶられっ子症候群」とは?)父親は特に赤ちゃんに対して強いあやし方をしがちなので、夫婦間でしっかりと理解しておく必要がある。

夜泣きは、どんな赤ちゃんにも当たり前に見られる自然な生理的現象だ。なかなか泣き止まない赤ちゃんに不安を感じたり、母親としての自信を無くしたりすることもあるかもしれないが、決してあなたのせいではない。どんな赤ちゃんでも必ず泣き止ませる方法というものは存在しないのだから、自分の体調にも気を付けながら焦らずにゆっくりと我が子の成長を見守ってあげよう。