ダイヤモンドの評価を決定する「4つのC」とは?

2017年4月13日

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「不屈の精神」や「永遠の愛」を意味するダイヤモンド。硬度が非常に高く、そして美しく光り輝くその姿は古くから多くの人々を魅了し、愛されてきた。そんなダイヤモンドは「4C」と呼ばれる4つの要素によって評価され、その価値が決定されている。

1つ目のCは「カラット(Carat)」つまりはダイヤモンドの質量であり、カラット数が大きなものほどその価値は高まる。カラットは宝石の質量を表す単位であり、1カラットはちょうど0.2gだ。一説には宝石の重さを測るのにイナゴ豆(carob)が使われていたことに由来するという。

2つ目のCは「カラー(color)」だ。一般に無色透明であるほど価値が高く、黄色みがかるほどその価値は低下する。これは窒素原子などの不純物に由来するものだ。ダイヤモンドではアルファベットの「D」を最高ランクとして順次アルファベットを振り分け、「Z」を最低ランクとする23段階評価を行う。しかし、美しい黄色のダイヤモンドはイエローダイヤモンドと呼ばれ、その価値が再評価されるため通常よりも高価になる場合もある。また、ブルーやピンク,グリーンなど特殊な色を有するダイヤモンドは極めて希少価値が高い。

3つ目のCは「クラリティ(Clarity)」つまりは表面または内部のキズや不純物の少なさだ。内部の欠陥はインクルージョン(Inclusion)、外部の欠陥はブレミッシュ(Blemish)と呼ばれ、グレーダーと呼ばれる熟練者が判定を行って11段階のグレードで評価が行われる。

そして最後の4つ目のCが「カット(Cut)」だ。4つのCのうち、唯一人の手によって決定付けられる評価であり、いくらダイヤモンドのポテンシャルが高くてもこのカット次第で最高にも最低にもなりうる。一般にはラウンドブリリアントカット(アイデアルカット)と呼ばれるカット方法のみが評価の対象となり、Excellent,Very,good,Good,Fair,Poorの5段階で評価が行われる。

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ブリリアントカットはベルギーの宝石職人であり,数学者でもあったマルセル・トルコフスキーが考案したもので,より多くの光が内部で反射して表面に戻ってくるよう厳密に計算されている。

しかしながら,ダイヤモンドの価値はこれら4Cのみで決まるものではない。そのダイヤモンドの歴史や、ときに呪いなどの伝説までもがそのダイヤモンドの価値を高めるのだ。(参考記事:呪いのブルーダイヤ「ホープダイヤモンド」とは?)
そして何より、ダイヤモンドを身に着ける人の品性こそ、ダイヤモンドの美しさを最も際立たせる要素なのだ。

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