驚くべきブダイの安眠方法とは?

2017年4月8日


Parrotfish in transition flickr photo by Derek Keats shared under a Creative Commons (BY) license

部屋を真っ暗にしたり、寝る前に読書をしたり、ホットミルクを飲むなど安眠方法は人それぞれだが弱肉強食の世界で生きる動物たちの安眠方法もまたそれぞれだ。

特にブダイの安眠方法は驚くべきものだ。なんと、粘膜を分泌して体を覆って眠るのだ。人間でいえば寝袋のようなものだろうか。

一部のブダイには頭部に粘液を分泌する器官があり、またはエラから粘液を出しながら胸ビレを使って体全体に行き届かせる。


P4271148 flickr photo by tiswango shared under a Creative Commons (BY-SA) license
粘液の透明度は高いので写真では見えにくくなっている。ナイトダイビングなどで撮影する場合は少し砂をかけてから撮影するといいだろう。

このようにブダイは”寝袋”に入ることによって自分の匂いを消し、天敵である夜行性のウツボ寄生虫から身を守っていると考えられている。実際にブダイから発見される寄生虫の数は他の魚と比べて非常に少ないのだという。

今夜もどこかの岩陰でブダイはぐっすりと熟睡していることだろう。

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