高カカオチョコレートの弊害とは?


Artisan du Chocolat Espresso Dark Chocolate Bar Close Up flickr photo by Chocolate Reviews shared under a Creative Commons (BY-ND) license

古くは薬として重宝されていたチョコレート。抗酸化作用のあるポリフェノールを多く含み、高血圧や動脈硬化を予防し、便秘や美容にも効果があるといわれている。

特にカカオの含有量が多い「高カカオチョコレート」は嗜好品ではなく健康食品としての人気を博し、現在でも多くの種類が販売されている。
しかし,健康にいいからといってより多く食べれば良いというものではない。例えば、高カカオチョコレートに含まれる脂質の割合は通常のチョコレートと比較して1.2~1.5倍ほどにもなり、カロリーも相対的に高い。


Chapon Columbie 75% Cacao Dark Chocolate Bar Close-up flickr photo by Chocolate Reviews shared under a Creative Commons (BY-ND) license

チョコレートは金属アレルギーで問題になるほど多くのニッケルが含まれている。特に,高カカオチョコレートでは通常のチョコレートよりも1.8~3.8倍多くニッケルを含むという。金属アレルギーの症状が比較的穏やかな人でも,高カカオチョコレートの摂取には注意が必要だ。(参考記事:金属アレルギーで気を付けるべき意外な8つの食品)

また、カフェインやテオブロミンといった生理作用のある化学物質も通常のものより多くなる。国民生活センターがこれらの含有量を高カカオチョコレート12銘柄で調べたところ、カフェインでは通常の2.3~4倍、テオブロミンでは通常の2.3~4.5倍の量が含まれていたという。

子どもや高齢者などカフェインやテオブロミンの感受性が高い人やテオフィリンなどの気管支拡張薬を服用している人は特に高カカオチョコレートの食べ過ぎには注意したい。適度に摂取する限りは,高カカオチョコレートは健康の味方だ。