禁止するのが逆効果になる「カリギュラ効果」とは?


flickr photo shared by ToastyKen under a Creative Commons ( BY ) license

笑ってはいけないような厳粛な場面において特に面白くないことでも笑ってしまったり,「誰にも言わないでね」と言われると逆に誰かに言ってしまいたくなるようなことは無いだろうか?

人は何らかの行為を禁止されると逆に禁止された行為を実行したくなるような欲求がはたらく。この心理的効果は「カリギュラ効果」と呼ばれるものだ。

名称の由来にもなっているカリギュラは第3代ローマ皇帝であるカリグラ(Caligula)であり,彼の生涯を描いた1980年の映画『カリギュラ』があまりに過激な内容であったため,一部の地域で上映が禁止されたがこれがかえって世間の注目を集め,記録的な興行成績を収めたことに由来している。

自制心の弱い子供は特にこのカリギュラ効果が強く作用するため,例えば食事の準備中に子供がつまみ食いをするような場合では「まだ食べちゃダメ」と禁止すると子供はかえって食べたくなってしまう。この場合は,「みんなと一緒に食べようね」と言い方を変えることで効果的に注意を促すことができる。

大人も同様に人によっては「絶対に誰にも言わないでね」というと逆効果になりかねない。この場合は「君だけに教えるけど」というように,禁止するようなフレーズはできるだけ避けつつ、相手を信頼していることを強調させるとより効果的だ。